兼業農家とは何だ

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初めての人に会ったときに名刺を交換します。よくある光景です。私の場合、農業という職業がら名刺は持っていませんでしたが、名刺を出されてこちらが名刺がないのも格好が悪いので、最近名刺を作りました。
私の名刺は、見てすぐに農業とわかるようになっていて、しかも住所が東京の杉並なので、よく、「杉並で農業やってるんですか。で、専業ですかそれとも兼業ですか。」と、訊かれることがあります。私の場合、所帯収入が他にもあるので、兼業ですと答えていますが、いつも何か引っかかるものがあります。
それは、専業農家は農業に一生懸命で技術も高く、兼業だと片手間で農業をしていて農業を大事にしていないという印象があるような気がするからです。
訊いた人はそんな意味で訊いているのではないと思いますが、ちょっと悔しいので、専業農家と兼業農家の違いを調べてみました。
専業農家とは、その所帯で農業以外の収入がない農家のこと。
兼業農家とは、その所帯で少しでも農業以外の収入がある農家のこと。
専業農家のように見えても、アパートの収入があったり、家族の誰かがサラリーマンをしていたり、パートで働いているだけで、農業外収入の多少に関わらず、兼業農家になります。
他の職種、たとえば個人商店主がいて、この商店主の子供が学校を卒業して就職しただけで、兼業商店になったとはいいません。また、この商店の2階がアパートになっていて、商店主がアパート経営をしていても兼業商店とはいいません。
なぜ農業だけが専業農家・兼業農家と区別して呼ばれるんでしょうか。
農業は収入の安定がむずかしく、作物が不作だった場合の打撃が大きいので、私の家の近くではかなり前から経営の多角化を図り、アパートを建てたり駐車場経営を始める農家がありました。
そのような農家の中には、本格的に資産運用を展開し、農業から撤退していった農家もありますが、まだまだ農業で頑張っている人もたくさんいます。
東京杉並のこの地域では、ほとんどの農家が兼業農家になってしまいましたが、農業にこだわりと誇りを持って頑張っている人もたくさんいます。

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