平成20年度食料自給率が向上しましたが・・・

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農林水産省発表の平成20年度食料自給率が、カロリーベースで41%に向上しました。確かに自給率向上は喜ばしいかもしれませんが、問題もたくさんあるようです。
いくつか例を挙げると、畜産については輸入飼料を考慮して、自給した飼料の部分のみで自給率を計算していますが、穀物や野菜についても肥料が必要なのに、輸入肥料を考慮していません。
仮に肥料の輸入がなくなった場合、食料自給率が激減する可能性が大きいです。肥料の多くを輸入に頼る日本にとっては大きな問題ですが、食料自給率の計算には反映されていません。
また、国内農産物の生産が増えなくても、輸入農産物が減ると食料自給率が高くなります。当然国民は食糧難になりますが、逆に食料自給率は高くなります。農産物の輸入が完全にストップすると、もしかしたら餓死者が出るかもしれませんが、食料自給率は100%になります。
問題のたくさんあるカロリーベース食料自給率ですが、一方で生産額ベースでの自給率は65%あります。
このことは、国内では金額は高いがカロリーの低い農産物の生産が多いと考えていいと思います。
短絡的な考えかもしれませんが輸入等産物が減ると、カロリーの高い国産農産物の価格が上昇し、価格が上昇すればカロリーの高い農産物の生産量が増え、それほどの食糧難にならずにカロリーベース自給率が向上するような気もしますが・・・
私の畑では、主にトマトの生産をやっていますが、トマトのカロリーはあまり高くないのでカロリーベース食料自給率に全く貢献していません。
食糧難になっても、水田は持っていないためカロリーの高い米は生産できませんが、トマトの生産を減らし、もう少しカロリーの高いジャガイモなどを作りましょうか。
食料自給率に一喜一憂するよりも、根本的に農業の将来を考えたほうがいいのでは・・・

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