トマト塩類障害対策その2

トマト定植しました。
今回も72穴プラグトレーから直接定植し、生長を始めましたが、ひどい萎れが出るためたっぷり潅水。
土壌中のEC値が高すぎて肥料を吸えず根が傷むので、たっぷりの水で薄めてその場をしのいでいます。
トマトが大きくなるに連れ肥料を吸い、自然にEC値が下がるのを待ちます。

定植後育ち始めたトマト

定植後育ち始めたトマト


トマト塩類障害対策その1

高塩類障害が出てしまった場合、水(雨)のかけ流しをすれば改善するのは分かっているんですが、温室内でしかも隔離床による少量培土で栽培していて、隔離床の底面は水が抜けないようにしてあるため、水のかけ流しはできません。

かなり手間はかかりますが、培土の一部または全部を入れ替える方法をとることにしました。

今回は、培土の上のほうから土を出して、そこに大量に買い置きしていたピートモスを投入することにしました。

土を入れ替える前と後でEC値はほんの少ししか変わってないので、どのくらいの効果があるのか分かりませんが、有効な手段があまりないので、やってみるしかないです。

既に第1回目の定植は完了。




トマトの収穫が無事終了

6月末でトマトの収穫が終わりました。
今年は、グリーンゼリー障害もほとんどなく、他の病害・害虫被害もなく、1月末から約5ヶ月間の収穫でした。
今回、土壌pHは、終始7.0前後だったので、グリーンゼリー障害の原因は、強酸性土壌の影響だったのかもしれません。
また、来年1月から収穫のため、9月にまく種を購入しました。
品種は今回もサカタ種苗の「パルト」。

トマト種「パルト」

トマト種「パルト」



トマトのグリーンゼリー(生理障害か)その後

原因は酸性土壌か?

一昨年(2013年)から、深刻な被害の出たトマトの障害に悩まされてきました。
表面的には真っ赤になっていかにも美味しそうなトマトの中身のゼリー部分が緑色のままで、しかも硬いままというものです。

中身のほとんどが緑色のトマト

中身のほとんどが緑色のトマト



これは、2013年5月から出始めたため、販売を控えました。
原因が分からないまま、翌年も作ったところ、今度は3月からもっとひどい状態になってしまいました。
赤くなっているのは皮の近くの表面だけで、実のほとんどが緑色のままでした。
この障害は、いきなり出るわけではなく、1月末の収穫当初から少しづつ出てきて、最終的には販売できないほどになります。

で、今年も心配しながらの収穫ですが、現在(2月15日)のところまったく正常です。
引き続き様子を見ながら、販売している状況です。

昨年の収穫が終わってからトマト植え付けまでに行ったことのまとめ。
(まとめというより以下の2点しかおこなっていません。)
1.土壌還元消毒(これは数年に一度やっているので、グリーンゼリーの原因とは考えにくい。)
2.土壌pH調整
簡易pHセンサーで計測したところ3.5前後(強酸性土)で、これはトマト栽培の限界値らしいです。
そこで、土に苦土石灰を200kg/10aほど入れました。これで少しよくなるはずですが、まだ不安だったので、これに加えて有機石灰(カキガラ)を同量入れました。
石灰は入れすぎると取り返しが付かないと言われますが、pHを一気に弱アルカリ性にしたかったので、一か八かの勝負をしてみました。

同じような障害は調べてみてもあまり例がないので、試行錯誤です。
これでグリーンゼリー障害が出なければ大きな前進です。



今年のトマトの出来具合

昨年9月に播いたトマトの収穫がそろそろ始まりました。

1段目収穫間際のトマト

1段目収穫間際のトマト




今回は、定植したころに少しコナジラミの姿が見られ、心配していた黄化葉巻病が少し出ました。
黄化葉巻病は、タバココナジラミが伝播するウィルスによって発病するので、コナジラミ類の徹底防除と発病株の除去によってしか防ぐことができません。
幸い、コナジラミも黄化葉巻病も押さえ込むことができましたが、まだ油断はできません。